静岡県藤枝市にある田中城は始め今川氏、その後に武田氏が支配し、徳川氏と武田氏が攻防を繰り返す事となりました。
田中城は遠江国諏訪原城、高天神城、久能城、持船城などを結ぶ城郭ネットワークの一環として重要な位置を占めていました。
天正7年(1579年)から依田信蕃が在番となり、よく徳川氏の攻撃をしのぎましたが、天正10年(1582年)2月織田、徳川、北条氏が連携して武田領国への進撃を開始し3月1日ついに田中城は開城しました。
現在では小学校や住宅となり城は残っていませんが道路の形状は城の縄張りの名残を残しています。また、堀や土塁の一部は現在でも見ることができます。
田中城
◆ところ 静岡県藤枝市
◆城主 由井美作守(今川氏)、山県昌景(武田氏)、依田信蕃(武田氏)、高力清長(徳川氏)
本丸櫓
0コメント